STORY

担当者の想い

OEM事業部
小ロットOEM企画担当

前原 仁美

−小ロットOEMに対する想いを企画担当に聞いてみました。

前原:「化粧品を作りたいのに作れない、そんなお客様のお悩みを解決したい。」そんな思いから事は始まりました。コロナウイルスで多くの人々の生活がガラリと変わり、おうち美容の需要が高まっています。そのため、化粧品の需要は高まっているにもかかわらず、ハードルの高さから化粧品業界は参入しにくいのです。「化粧品を作りたいけど、初めてなので少ない数から試してみたい。」「インフルエンサーをしているけど、法律改定で既存品の商品宣伝がしにくいから、自分だけのオリジナル化粧品を作りたい。」「サロンのプライベートブランドを作りたいけど、個人サロンなので低コストで始めたい。」こういったお声が毎日のように届くのに、現状叶えられる仕組みがない。どうしたらお客様のご要望を叶えることができるのか…試行錯誤の末、誕生したのが小ロットOEMシミュレーターです。

−化粧品業界の参入ハードルの高さとは?

前原:“1,000個からでないと注文不可”や“費用が数百万円から”という、「在庫リスク」と「高額」なハードルがあります。初めての参入企業、小規模サロンやインフルエンサーなどの個人では、なかなか手が出にくい状態です。

−なぜ小ロットOEMは少ないのでしょうか?

前原:大きく分けると2つ理由があります。1つは工場の問題です。化粧品の中身も容器などの資材も、使用する機械によって生産量が決められています。多くの工場は、大量生産される機械を使用しているため、少数生産することが難しいんです。もう一つは人件費ですね。OEMは製造する前に、度重なる打ち合わせが必要になります。お客様のご要望をお伺いして、それにそってサンプルを製造してお客様にご評価いただく。それを平均3~4回繰り返します。製品が完成するまで、6か月~10か月程かかるんです。時間と労力を考えると、小ロットは割に合わないということで、行っていない企業が多いと思います。

−でも少ないですが、小ロットOEMをしている企業はありますよね。

前原:確かに小ロットOEMは、既にあります。でも、実際は「既存品のラベルを張り替えるだけ」でオリジナル性がなかったり「容器は自分で手配してください」と、お客様の負担が多い仕様なんです。

−それを解消するのが「小ロットOEMシミュレーター」なんですね?

前原:そうなんです!人件費の部分を大幅にカットできるように、ITの力によって自動化しました。低コストで質の高いオリジナル化粧品が作れる、「IT×OEM」という新しい形です。これで少しでも多くのお客様に、「プライベートブランドを持つ嬉しさ」や「オリジナル化粧品を作れる楽しさ」を体感していただけたら、私たちも嬉しいです。